あったらあっただけ使ってしまう

更新間隔がまたどーんと開いてしまった。本当に「細々と更新」になってきた。こりゃアカン(いや、別にアカンことはないのか?)

相変わらず、残業削減活動をやっているが、下期に入ってから、上期以上に我々を取り巻く環境は非常に厳しく、残業についても今まで以上に厳しい削減が要求されることは必至の状況。残業といっても、一定以上のランクの社員には裁量労働制が適用されており、残業がつかない。対象となるのは、裁量労働制が適用されない若手を中心とした人たちである。残業削減≒若手の努力、あるいは、残業削減≒マネジメント能力の強化、という状況になっていて、要は、老いも若きも、偉いさんもペーペーも、みんな本気で考えなきゃいかんよ、ということである。

わたしは管理職ではないが、部署内でも職位が上の人は営業やらコンサルやらで出張が多く不在がちのため、実際に若手の面倒を見るのは、出張嫌いゆえに留守番をさせてもらっているわたしの役目となっている。社内で「残業削減委員(兼、ワークライフバランス推進委員)」でもある以上、若手の残業体質を見過ごすわけにはいかず、かといって、仕事のやり方に口出し手出しをするのもいかがなものか、と、なかなか悩ましい日々を送っている。

そんな中、仕事が終わっていないと、「残ってやります」「土曜日に来ます」というのが口癖になっている社員がいることに気がついた。残業しようが徹夜しようが休日出勤しようが、誰に怒られるでもなく(恋人に振られたりすることはあるかもしれないが)、仕事をしていても何の問題もない環境にあるうえに、若さゆえに体力もそれなりにあるので、深夜まで会社にいることがさほど苦にはならないらしい。ただ、そんな状況で集中力が続くはずもなく、やはりミスが多くなり、その対応に余分な時間を割くことになる。結果、仕事が終わらなくなり(以下繰り返し)…。

その一方で、次々に飛び込んでくるトラブル対応をこなしながらも、きっちり定時に帰る者もいる。定時後に習い事があったりして、時間の制約があるせいか、様々な工夫をしながら、仕事を着々と片付けている。

両者を比べてみて思うのは、時間というものは、あったらあっただけ使ってしまうものなんだなぁ、ということ。タイムイズマネー、というのはそういう意味ではないけれど、なんだか似ているような気もする。