難しい文章

理系の多い部署内で数少ない文系(文学部卒)のせいか、こんないい加減な文章を書いているくせに、メールやマニュアルなどの文章のチェックを頼まれる機会がやたらと多いのだが。
「理系だから文章は苦手」と思い込んでいたり、特に若手は慣れない敬語に自信がなかったり(残念ながら誤りも多い)といったコンプレックスがある中で、親切に丁寧に書こうとするあまり、同じ言葉を何度も繰り返していたり、二重敬語になっていたり、指示代名詞が多すぎて、逆に何を指しているのか分からなくなっていたり、言葉の意味を間違っていたり、とりあえず書き上げるのに精一杯で、誤字脱字のチェックをする余裕もなかったり。
でも、そんな文章に赤ペンを入れながらふと思う。
わたしは英語が得意ではないので、英語のドキュメントには苦労する。だけど、日本人が書く日本語の文章が、こーんないい加減な代物ならば、英語の国の人が書く英語の文章だって、きっと似たようなものだろう。学生時代の教科書の、正確であろう文法に則って、正しいであろう言葉で書かれた文章しか読んだことがなければ、普通の文章を読むのに苦労しても仕方ない。よね。ただの言い訳かー。

■今日聴いた1枚

ひとつだけ/the very best of 矢野顕子
20周年のベスト盤。「在広東少年」と「ラーメンたべたい」が聴きたくなったので(中華料理を食べたわけでもないのだが)。ただ、ここに入ってる「ラーメンたべたい」は新録なんだよなぁ。