減らす技術/レオ・バボータ

何度も強調されていたポイントが、「小さくはじめる」ことと、「本質に迫ることに集中する」こと。
あれもこれもやらなきゃ、とつい思いがちだけど、やることを取捨選択しなきゃいけない、と分かってはいるけど、なかなかできずにいるのが現実。
「小さくはじめる」のは、「3週間チャレンジ」を始めたのがきっかけで、結構出来てるんじゃないかな、という自己評価だけど、あれもこれも、小さく始めようとしてしまう。やることを絞り込むというのがなかなかできない。作業時間をいかに短く、多くのことを片付けるか、ということに執心してしまうのだけど、自分が本当にやりたいこと(本書では「本質に迫る」と表現していた)に集中するための「MIT(Most Important Task)」というキーワード、「あれもこれも」でなく、シングルタスクでMITを着実にこなすことに集中し、それ以外のことは回数を減らす、やめる。そこも、一気にやめるのではなくて、小さくはじめるのが良いようで。
この手の本は、言われりゃ当たり前なんだけど、案外できていない、ということを気づかせてくれるけど、読んだだけでアクションを起こさなければ、全く意味のないものになってしまう。なので、今日からメールチェックの回数を少し減らしてみた。来月以降の「3週間チャレンジ」も、そのあたりを意識したものにしようかなと画策。
ちなみに、引き続き「持たない贅沢」という本を読み始めてるのだが、いきなり「人は一度には一つのことしかできない」、つまりシングルタスクの話。ネタかぶりか。こちらの著者の山崎武也氏は、茶道を嗜まれるようで、茶道は禅の教えに通じるところがあるそうな。これも「Zen Habits」とかぶり気味か…文体はエッセイ風で、ハウツーっぽくはなくて、目次を見る限りでは、全体に和風な感じ。お好みでどうぞ。

■今日聴いた1枚

インディゴ地平線/スピッツ
スピッツ7枚目のアルバム。収録曲の中では、シングルの「渚」や「チェリー」より、タイトルにもなっている「インディゴ地平線」が一番好き。で、それを聴きたかっただけっす。