ネット上で幽霊と化してみて思ったこと

最近何かと忙しかった上に、ここに書けるような話題もなく、更新が10日も空いてしまった。本は何冊か読んだり買ったりしたので、メディアマーカーの登録だけはしていたのだが、それ以外はRSSをチェックする(ほとんど読まずに既読にする)ぐらいで、mixiもついったーも何もかも放置状態。とりあえず、ネットがなくても死にはしないということは分かった。
そんな数日間を過ごしてみて、自分にとってネット上での活動とは何か、ということをちょっと考えてみた。
mixiは、たまたまリアルの知り合いの方がうちのひとを招待してくださって、せっかくだからどんなもんか見てみよう、と思って始めた。遠くに住んでいる友人同士で、メールを出すほどのこともない近況を伝える程度には役に立っているとは思うが、どういう出会いかはさておき、とにかく何かしら出会いを求めているような、何というかおかしな人も多いし、みんながみんな絵文字を乱用しだして、目がチカチカするので、最近はほとんどまともにチェックしていない。よい出会いもあるかもしれないし、ネットの世界は玉石混淆と昔から言われるけれど、玉を捜すのはなかなか難儀なことでもあり、新しい出会いを、とは思わないまま、すっかり飽きてしまった感がある。
TwitterFriendFeedは、「3週間チャレンジ」に参加するためにアカウントを取ったのだが、最近はメディアマーカーの登録情報と、ここの更新情報ぐらいしか流してなくて、しかもそれも10日も止まっていたわけで、しかも先月からチャレンジ宣言も止まってるし(来月はまた何かやりたいな)、フォローしてくださっている方には大変申し訳なく思っている。こっちはもうちょっと何とかならないかなー、と暗中模索しているところ。
そういえば先日、Twitterのタイムラインを眺めていたときに、アバターを動物などにしているのは何故だろう、というようなつぶやきを見た(いつ、誰のだったか失念した)のだけど、わたし自身もウサギさんの写真であり(その実体は、お気に入りのアレッシィの爪楊枝入れである)、ウサギさんという可愛くておとなしそうなキャラクターは、正直なところ自分の実態とはかけ離れていて、友人などは別にかまわないけれど、例えば単なる職場の同僚とか、さして親しくもない知り合いに、自分の素の気持ちを知ってもらいたいとは思わないわけで、素の気持ちは書きたいけど正体は知られたくないから、というのが答えかな。
それは、ネット上の活動でパーソナルブランディングを、というような考え方とは対極にあって、「王様の耳はロバの耳」的な話を誰かが聞いてくれればいいな、とか、こんな下らない話でも、読んだ人が、そこに書いた何かに興味を持つきっかけになればいいかな、とか、そんな小さい小さい話なので、また間が空いたりするかもしれないけれど、細々と綴っていこうかなと思う次第である。